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9月8日の活動日は、昼休憩にみんなで桧(ひのき)峠に行ってきました。桧峠は、伊久美から藤枝に抜けるルートで、山の急斜面に広がる茶畑の風景が美しい道です。細い道なので、最初はものすごくおっかなびっくり車を運転したものでしたが、地元の方曰く、前はもっと狭かったとのこと。車同士がすれ違えるから2車線だそうです。もう私たちも地元なので、最初よりはだいぶ2車線気分になってきました。

この桧峠の天辺に、お堂があり、伊久美小オペレッタの題材にもなっている由緒あるお地蔵さんがいらっしゃるのですが、今回取り組んでいるオペレッタ作品「ひのき峠のおじぞうさん」は、お堂の中のお地蔵さんではなくて、お堂の前に並んでいるお地蔵さんたちのイメージかな、と思っています。それはさておいても、とにかくみんなで峠と、峠のお地蔵さんに会いに行こう!ということで、お参りしてきました。暑さが戻り、蒸し暑い日でしたが、桧峠の天辺は、涼しい風が吹いていました。

オペレッタの発表は11月9日(土)に、農業環境改善センターやまびこの、センター祭りで行われます。絶賛稽古中!だいぶまとまってきました。

これから小道具や舞台道具などを準備していきます。限られた活動日数の中ですが、伊久美茶話クラブNEOの記念すべき第一回目の、頼もしいメンバーと共に、毎回、どこか不思議で楽しい体験を重ねています。ここから先も楽しみです。

いつでも参加者募集中です。どうぞお気楽にご参加くださいね!

伊久美地区の回覧板に毎月、回覧していただいてます、オペレッタ通信!

読んでくださってる方いるといいなあ〜と思いながら、こちらの頭の整理には役立っています。ここでは伊久美地区だけではなく、全世界に発信!お読みいただけたら嬉しいです。


オペレッタ第一期生だった井上いづみさんに、お話を伺いました!


いづみさんが小学校4年生の時から、伊久美小オペレッタは始まりました。でも、その時の作品のことなどは、あまり覚えていないそう。

なので、創始者杉本通子先生にお借りした貴重な資料、第一回目の台本と楽譜が手元にある私たちは、小学校4年生が歌っていたであろうパートの歌を、少し口ずさんでいづみさんに聞いてもらったところ、「この歌は歌った覚えがある!」とのこと。やはり、歌の力というのはすごいですね。


それよりも、小学校5年生の時に演じた作品のことは、よく覚えているそうです。

その作品の題名は「やまめのくれたこづち」。

調べたら、これは生徒さんが創作した伊久美の物語を、オペレッタにアレンジしたものでした。生徒さんが物語を作るなんていうこともすごい・・・!

この作品で、いづみさんはナレーターの役だったそうです。

「若者」が「バカモノ」に聞こえるから気をつけて、という滑舌の注意を受けたことをはっきりと覚えてらっしゃいました。

また、同級生がピアノの伴奏をしていたそうで、それを見て、すごいな、と憧れたそうです。

他の経験者の方から聞いていた、練習が厳しかった思い出なども伺ってみましたが、あまり印象になかった様子。きっとそつなくこなされていたんではないでしょうか。

(インタビューの後から、「めっちゃ腹筋をした記憶がある」と同級生は言っていたと教えてくださいました😀)

色んな方にインタビューするたびに、人によって覚えていることが違うのがとても面白いです。

振り返ってみると、市民会館での発表会で、他校から一目置かれる感じを受けたことや、公演が終わった時の達成感があったことを思い出す、とお話しくださいました。

やがて、いづみさんのお子さんたちが同じく伊久美小学校でオペレッタをやることになった時、オペレッタがまだ続いていたことが、とても嬉しかったそうです。当時のことはあまり覚えていなくても、こんなに続いているオペレッタが自分たちの代で始まった、オペレッタの最初を自分たちがやったんだ、ということが、とても嬉しく、誇りに思える。そんな風に話してくださいました。

ちょうど視察にいらしていたこの活動を支援してくださってるアーツカウンシルしずおかの若菜さんも同席してくださり、印象に残った演目のお話や、当時の衣装のお話をお聞きしたり、当時お手製だったというオリジナルの卒業アルバムを見せていただりして、良い時間を過ごさせていただきました。

ちょうど静岡新聞さんが取材に来てくださって、8月26日(月)付の静岡新聞の地域のページに、インタビューの様子が掲載されましたよ。


井上いづみさん、ご協力、ありがとうございました!

来年は、「やまめのくれたこづち」をやって、いづみさんにナレーターをやっていただきたいな、と思った帰り道でした。


まだまだ参加者募集中です!


8月25日(日)、本日活動日でした。

この日は歌を中心に練習しました。そして、シーンの方も、少しずつ進めていきました。

次回までに上演台本になるものを作る予定です。もちろん、これからの参加でも大丈夫!色んな役がみなさんを待っていますよ。

この活動を支援してくださっているアーツカウンシルしずおかの若菜ひとみさんも視察にいらしてくださったので、ぜひ人でやってみたかったお地蔵さん役のお手伝いをお願いしたところ、快く引き受けてくださり、とっても素敵なお地蔵さまを演じていただきました。今思うと、リアルな視察のお仕事と、お地蔵さんの見守る役どころが相俟って、あの慈悲深い、寛容なまなざしが生まれていたんでしょうか。お付き合いくださってありがとうございました!


練習の合間に交わす、メンバーのめぐみさん、岩堀さんとの、地域の祠の話や祭りの話、島田市の文化イベントのお話などの、新しい刺激や楽しい情報が溢れる会話も、とても充実した楽しい時間で、ついついお茶が進みます。

次回9/8(日)は、午前午後で活動なので、合間の休憩時間に、今年取り組むオペレッタ作品「ひのき峠のおじぞうさん」の題材、まさに「桧峠」へ、行ってみることになりました。


ゆるゆると活動しています。

参加者まだまだ募集中!気長にお待ちしています。

8月11日(日)、活動日でした。

新しい仲間が増えました!

岩堀さん。島田市の歴史ある老舗劇団、劇団25番宿で長年活動されているお方で、とても心強いですね。作品作りの幅がますます広がりそうで嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

今回は、11月の発表に向けて、少しずつ作品作りも始めました。

伊久美小オペレッタ、昭和58年の第1作目「ひのき峠のおじぞうさん」誕生物語も織り交ぜた作品にする予定です。もちろん、その流れで「ひのき峠のおじぞうさん」も上演するので、誕生物語の一部をいとうめぐみさん、岩堀さん、杉山くんで作り、その後「ひのき峠のおじぞうさん」も体験しました。記録映像こちら↓


引き続き楽しんでまいります。

仲間募集中です!

7月に引き続き、8月もオペレッタ通信発行しました。

今月はやはり、この活動報告にも書いた、杉本通子先生の記事にさせていただきました。

伊久美地区だけの回覧です。ちょっと文字が多くなってしまい読みにくいかなーー

楽しく読んでくれる人がいることを願って!

次も頑張るぞーー

こちらも毎回試行錯誤で楽しくやっていきたいです。


7月28日(日)は、2回目のオペレッタワークショップでした。

過去の作品に実際に触れてみよう!ということで、前回は「笑い仏」を体験しましたが、今回はオペレッタ第一回目の作品「ひのき峠のおじぞうさん」を体験してみました。

シンプルな構成なので、色々に膨らませることができそうな作品です。

少人数での体験ですが、取り組んでる様子を動画におさめたので、雰囲気だけでもお伝えできればと思います。

引き続き、仲間募集です!!

初代全校オペレッタ指導者である、杉本通子先生にインタビューさせていただきました!


「なぜオペレッタが始まったのか?」

これはよく聞かれるそうですが、昭和57年度からの2年間、伊久美小学校が、文部省・島田教育委員会から、へき地教育研究校として指定されたことがきっかけだったそうです。

「表現力をつけましょう」ということで、1年目は国語を入り口に、地元のいいところや民話などを「見つけっこ」をして作文し、朗読して発表するという「朗読集会」をしたそうですが、それをもっと広げよう!ということで、音楽ができる先生が求められ、通子先生が伊久美小学校にやってきました。

やがて研究の成果として研究発表会が開かれたのですが、公開授業や竹馬の行進・演技などと共に、オペレッタも発表されました。昭和58年、まさに伊久美小オペレッタ元年です。

▼研究発表会の様子が掲載された朝日新聞(1983.11.30掲載)


「試行錯誤の連続」

研究発表会でオペレッタを発表する、ということになり、その指導を任され、プレッシャーで自律神経失調症になってしまったという通子先生。しかし発表の日は待ってくれません。ついに「やるしかない!」と覚悟を決めた通子先生。元々市民劇場を毎月鑑賞していたり、ご家族が英語劇の経験があったりと、演劇には馴染み深かったのはもちろん、オペレッタの最高傑作と言われる、シュトラウス2世のオペレッタ『こうもり』を鑑賞しに行って参考にしたり、試行錯誤を重ねていきました。

どういうふうに作るか、見栄えするにはどうしたらいいか、難しくしないためにはどうしたらいいか・・・

子供達も一生懸命やってくれたと言います。グランドを挟んでの発声練習。どんな表現したい?どうしたい?と子供たちに問いかけ、子供たちが「楽しい!」と思う気持ちを大切に、作品を作っていきました。

とにかく無我夢中だった、と通子先生は振り返ります。

「ついに『ひのき峠のおじぞうさん』が完成」

そうして出来上がった伊久美小オペレッタの第一回目の演目は「ひのき峠のおじぞうさん」。

資料を見せていただきました。

伊久美の名所「ひのき峠」にいるお地蔵さんが舞台中央に立ち並び、伊久美の四季折々が綴られていく物語。季節ごとに、お茶摘みや、川に泳ぐ魚たちや、寒さに震える動物や、元気な子供たちなどが立ち現れては過ぎ去っていく構成で、お地蔵さんだけは峠に立ってずっとみんなを見守っています。そして最後は全員登場してのフィナーレ。

これは盛り上がりそう!!と想像しただけで鳥肌が立ちました。

まさに第一回目に相応しい素晴らしい構成。試行錯誤の末に生まれた、情熱の結晶のような舞台だと思いました。

客席の反応もとても良かったとのこと。みんな驚いたと思います。


「忘れがたいもの」

杉本通子先生にとって、オペレッタ作りの経験は、忘れがたいものとなったそうです。当時の資料も大切にとっておられました。

通子先生は昭和58年から60年までの3年間、子供たちとオペレッタを作りました。その後も、ずっとオペレッタ作りは続き、伊久美小の代名詞となるまでになりました。通子先生と子供たち、そこから先の先生方と子供たち、それぞれにいろんなオペレッタの思い出が溢れていることでしょう。あらためてなんて豊かなことなんだろうと思いました。

閉校記念誌「ぼだいさん」にも、オペレッタのことがそこかしこに出てきます。卒業生たちの名前を一人一人、懐かしそうに読み上げる通子先生。時間がその当時に戻ったようでした。


通子先生、たくさん貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

先日、オペレッタ「笑い仏」を体験してから、オペレッタの題材になってる「笑い仏」まで実際行かれたという方がいらっしゃったり、web上にも色んな情報が載っていることがわかって、より歌詞やお話の意味が深まった次第です。

実際に私たちも行けたらいいんですが、オペレッタに出てくる「笑い仏」があるのは、気軽に行けるような感じではなさそう・・・

もう少し涼しくなったら&山歩きの覚悟が決まったら、行ってみようと思います。

オペレッタの題材になっているところは全部行ってみたいですが、「祭文さん」というオペレッタの題材になってる祭文峠はさらなる覚悟が必要なような気がします。


近くにも、歴史ある神社があちこちに。

7/28日曜の活動日、参加してくださってるいとうめぐみさんに教えていただき、小学校近くの「子ノ御前神社」に休憩がてらお参りに行ってきました。

由来も色々あるようで、地元の方に今度うかがってみようと思います。

そこかしこに物語が転がってるんだなと、あらためて感じた次第です。新しいオペレッタの物語もたくさん生まれていきそうな予感・・・!まだまだ最初ですけどね!

ゆるゆるやっていきます。

みなさんのご参加お待ちしておりますーー!

今日は活動日でした。参加者はいとうめぐみさん。茶話クラブNEOの仲田と杉山と3人で、実際にオペレッタを体験する、ということにチャレンジ!

伊久美小オペレッタ経験者の岩塚さんにお借りしていた資料の中にある「笑い仏」という演目の台本と楽譜を頼りに、実際にオペレッタを実演してみました。(岩塚さん大切な資料をお貸しくださりありがとうございます!)

これどんな風にやっていたんだろう?と立ち止まることもしばしばありながら、なんとか全編、なぞったり、作ったりしてみました。

以前校長先生から、市の発表会で上演されたオペレッタ作品のDVDをお借りして、十数本の作品を観させていただいていましたが(リアルでも今年3月に鑑賞している)、実際やってみるとわからないことや発見することがたくさんあって、実に楽しい体験でした。

せっかくなので、今日の前半部分だけ、成果発表として動画を載せさせていただきます。


私(仲田)のやってみたおおまかな感想としては、

・仏様は人が演じた方が面白そうなので、やっぱりもう少し人がいるといいなあ

・歌はしっかり練習することが肝心だなあ(演奏ももちろん)

ということでした。

次の活動日も違う演目を試してみようと思います。次に向けての課題としては、

・もう少し使いそうな小道具や衣装など持っていってみよう

です。

やってみるごとに、たくさん、いろんな発見が待っている気がして、楽しみです。

是非是非みなさんのご参加を、お待ちしています。

参加者募集のチラシ、できました。デザインは大沢夏海さん。このホームページのトップに、そのまま載せていますので、ぜひ眺めてくださいね!

頑張って配布してるところです。


そして、伊久美地区に定期的に回覧していただくために、伊久美茶話クラブの活動を紹介する「オペレッタ通信」を発行しました。11月の発表後の12月まで、毎月発行させていただく予定です。地域の回覧用なので、伊久美地区以外で目にすることはないと思いますので、ここにご紹介。この1ヶ月はこんな活動しましたよーというご紹介です。活動を身近に感じていただけたら嬉しいです。


本日、アーツカウンシルしずおかのキックオフミーティングに仲田さんと行ってきました。

静岡県内の様々なアート活動をされている方々との交流、問題点やそれに対する解決方法などなど、とても有意義な時間でした♪

伊久美茶話クラブNEOの活動に活かしていきたいです✨(杉山)